（CNN）米大統領選の共和党候補、トランプ前大統領に関連した企業の株価が、11月5日（日曜日）に予定されている投票日に向けて急落している。

トランプ氏の関連企業である「トランプ・メディア・グループ」の株は4日、12%急落した。株価急落の原因は、はっきりしていない。

同社は先月の上場以来、激しい値動きを繰り返している。3日間の取引で株価が41%下落する前に、5週間でわずかに株価が14倍に上昇していた。

トレーダーはトランプ氏に関連した株価の再選の可能性を測るための一種の指標として利用していた。しかしトランプ氏が再選されれば、トランプ氏が大統領時代に政策やその他の情報を統制するためにツイッター（現X）を活用していたように、競争が激化する可能性がある。トランプ氏の関連企業の中には、ビジネスの基本的な健全性を反映しているわけではない。

同社の株はビジネスの基本的な健全性を反映しているわけではなく、同社は資金不足に陥っており、直近の四半期決算での利益は1100万ドル（約11.5億円）にも達しなかった。

トランプ氏は必要とされる資金を集められずに立ち往生しており、今後の業績には不透明さが漂っている。トランプ氏が大統領選に向けた戦略をどう進めるか、そしてその結果には大きな注目が集まっている。