【ワシントン＝信州】11月の米大統領選で、共和党のトランプ氏がニューハンプシャー州の選挙方式を変更するよう要求している。トランプ氏は、勝者総取りと呼ばれる方式を採用することで、全体の勝者をより強力にしようとしている。州内の動きとしては、共和党支配の州議会がこの提案を検討している。

トランプ氏の過去の大統領選における苦い経験から、彼はこの方式が党にとって有利になると見込んでいる。また、今後の選挙戦では選挙人を獲得する方法が重要視されており、この変更が実現すれば、他の州でも同様の動きが広がる可能性があると警告されている。

現在、ニューハンプシャー州随一の派遣労働者の数を誇るトランプ氏の地盤としては、今回の選挙で連続的な勝利を目指しており、選挙方式の変更は他州の判断にも大きな影響を与えると考えられている。選挙を巡る政治的環境の変化によって、今後の選挙戦がどのように進展するか注目が集まる。

特に「即時投票」の導入や、全体的な選挙制度の見直しが進行中であり、トランプ氏が唱える新たな選挙方式が議論されることで、彼の支持基盤の拡大が期待される。また、共和党内での権力闘争や、選挙制度改革に対する反対意見も大きな焦点となるなか、トランプ氏は意欲的に変化を追求している。

現在のところ、この提案は保守派の間で評価されているが、他方では民主党の反発も予想される。今後のニューハンプシャー州の動きが、全国的な情勢にどのように反映されるか注視していく必要がある。