世界
トランプ氏、グリンランド購入に再意欲 自治政府は「売り物ではない」と反発
2024-12-24
著者: 海斗
4時間前
グリンランド自治政府は23日、領土を売却する意思がないことを再び表明した。アメリカのドナルド・トランプ前大統領がグリンランドの購入を検討しているという報道を受けての発言だ。トランプ氏は以前にもこの地域の購入を提案しており、関心を示していた。
グリンランド自治政府の首相は、「グリンランドは売り物ではないし、今後も売る気はない」と強く反論した。また、同首相は「我々は、自身の自由と歴史を持った人間であり、国として発展し続けたい」とも述べた。
トランプ氏がこの問題に再び言及したのは、彼が政治の舞台に復帰する意図を示していることの一環とも考えられ、来る2024年の大統領選挙に向けた露出を高めている。
グリンランドはデンマークの自治領であり、その地理的な重要性からアメリカにとっての戦略的利益があるとみられ、多くの国際関係や経済的な交流において重要な役割を果たしている。特に北極地域の資源、航路、及び戦略的な位置は、アメリカのみならず他国にとっても目が離せないポイントだ。
この発言に対して、グリンランド自治政府は短期間で反応しており、島の文化や独立性を強調するコメントを発表している。それは単に土地の売買ではなく、歴史と文化の尊重に関わる問題であり、売却申し出には断固反対の姿勢を貫いている。
興味深いことに、これに対するトランプ氏の意見がどのように変化するか、またはそれに対してどのような追加的な提案を行うかが注目されている。トランプ氏の再登場は、アメリカの外交政策にどのような影響を及ぼすのか、今後の展開に期待が寄せられている。