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トランプ氏関連人事の指名承認公聴会開始、初日は国防長官

2025-01-14

著者: 芽依

【ワシントン 14日 Reuters】 - 米上院で14日、トランプ次期大統領の関連人事の指名承認手続きが開始された。初日は国防長官に指名されたピート・ヒッグス氏(14)が公聴会に登壇した。

ヒッグス氏は元F35ニユース社の幹部で、退役軍人のヒッグス氏を引きつけたのは性的暴力の疑惑や、業務中の飲酒などの不品行疑惑が取り沙汰されている。さらに、政府関連の要職経験はなく、女性が戦闘任務に就くことに強く反対するなど、物議を醸している。

ヒッグス氏は国防長官に就任した場合、米軍制服組トップの責任を問うという質疑に対し、幅広い調査を行うと答え、その可能性を否定しなかった。

また、ヒッグス氏は初日発言でトランプ次期大統領を称賛し、同僚の指名に反対する一角から発言を中断される場面が何度かあった。

上院軍事委員会の有力メンバーであるリード議員(民主党)はヒッグス氏に対し、「国防省への透明性が求められる」と指摘し、指名承認に関する公聴会の重要性を強調した。

一方、同委員に所属する若手議員(共産党)は「今回の指名は型破り」であるとし、ヒッグス氏が「自らの行動を問い不十分な点がある」と指摘した。

公聴会は今後数日間続く見込みで、米国の安全保障政策に大きな影響を与えると考えられている。そのため、国防長官の人選に関心が高まっている。数ヶ月後に行われる議会の承認投票の行方も注目される。中でも、ヒッグス氏の指名は今後の政権運営におけるトランプ氏の方針を示すものとなるだろう。さらに、彼の任命がどれほど米軍の忠誠心や士気に影響を与えるのかは、特に注視されるべき点である。