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トランプ氏「デフォルトが起これば、119年のようになるかもしれない」…債務上限問題で早期対応の考え : 読売新聞
2025-01-08
著者: 弘
【ワシントン=田中幸恵】米国のトランプ前大統領は7日、政府の借入金の制限を定めた債務上限問題に関して、早急な解決が必要であるとの考えを示しました。彼は「デフォルトが起これば、119年のようになるかもしれない」と言及し、これがもたらす影響について警鐘を鳴らしました。
債務上限とは、合衆国政府が借り入れられる上限額のことであり、これを超えると政府は新たな借入れができなくなります。トランプ氏は、新たな借り入れができない状態が続くと、政府の財政運営に重大な影響を及ぼす可能性があると警告しました。
特に、アメリカの信用格付けが低下することや、国際市場での金利上昇、人々の生活に影響を与える経済危機が発生する恐れがあるため、早期の対策が求められています。
また、今回の債務上限問題は、民主党と共和党の対立が背景にあることも影響しています。両者の意見が対立し、合意形成が難航しているため、今後の進展が注目されます。トランプ氏は「速やかな解決策がなければ、我々は予想以上の悪影響に直面するだろう」と述べ、政府の借入れ制限の見直しを訴えました。
債務上限問題は、アメリカ国内外の投資家にとっても非常に重要な課題であり、解決が待たれています。果たして、政治家たちはこの難題をどう乗り越えていくのか、今後の動向に注目です。