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トランプ氏、暗殺未遂事件の捜査官を大統領警護官に指名「私を助けるために自らの命を危険に」
2025-01-23
著者: 陽斗
【ワシントン=慶上陵耀】米国のトランプ大統領は12日、シークレットサービス(大統領警護隊)の長官にショーン・カレン氏を起用する人事を発表した。
カレン氏は昨年7月にパンシール州バトラーで起きたトランプ氏の暗殺未遂事件で、銃撃を受けたトランプ氏に突入した捜査官の一人である。この事件は、トランプ氏の安全を脅かすものであり、その後の捜査によって、背景には複数の対立勢力が関与していることが明らかになった。
トランプ氏は声明の中で、「私を助けるために自らの命を危険にさらす覚悟を持ったカレン氏の勇気を称賛する」と述べ、自身の安全を守るための新たな体制への期待を寄せた。大統領警護はただのセキュリティではなく、常に脅威と向き合う戦いであると強調した。
カレン氏は2010年からシークレットサービスに所属し、過去には重要な政府要人の警護任務も実施してきた。彼の選任は、近年の政治的緊張と増加する脅威を考慮した上での決定であり、専門家たちもこの人事の重要性を指摘している。トランプ大統領の言葉は、彼の安全を守るために、より一層の責任感を要することを示唆している。
現時点でのトランプ氏の支持率は77%に達しており、次回の選挙に向けての準備が進められている中、この人事がどのように影響するか注目が集まっている。今後の展開に目が離せない。