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トランプ大統領、「US DOGE Service」設立の大統領令に署名 マスク氏がトップに就任予定

2025-01-21

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ドナルド・トランプ大統領は1月20日(現地時間)、既存のUnited States Digital Service(USDS;米国デジタルサービス局)をUnited States DOGE Service(USDS;政府効率化局)に改名し、政府の技術を近代化することを使命とする大統領令に署名した。

この新しい組織は、連邦政府の技術とソフトウェアを近代化することを目指しており、「大統領のDOGEアジアンズ」を実施するための組織として、大統領府内に設置される。

USDSは、ホワイトハウス内で、すべての非機密の機関記録やソフトウェア、ITシステムへの完全かつ迅速なアクセスを持つことになる。

DOGEはトランプ氏が昨年11月、トランプ氏を支持するアイロン・マスク氏をトップに据えるとして発表したプロジェクトだ。当時は政府機関という位置づけではなかった。また、当初はホワイトハウスのコスト削減が主目的のようだったが、大統領令ではコスト削減については言及していない。

USDSのトップ(おそらくマスク氏が就任予定)はホワイトハウスの首席補佐官に報告することになる。これは、USDSが大統領の側近に近いことを意味する。

トランプ大統領はこの大統領令に署名した際、記者からの「マスク氏にはホワイトハウスのユースティンにオフィスを与えるのか?」という質問に対し、「ノー。だが、彼はUSDSのために740人を雇用するオフィスを確保している」と答えた。

マスク氏はすでにホワイトハウスの公式メールアドレスを取得していると報じられた。