世界
トランプ大統領が見守る日本 「標的」から「遠い友達」に 解剖トランプ脳 - 日本経済新聞
2025-01-23
著者: 葵
トランプ氏は前の大統領在任中の4年間で、日本を好きになったのは間違いない。新政権で要職に就く側近が明かす。
2019年5月に訪日し、令和初の天皇の即位に臨むなど、大きな親密感を醸成した。また、米国製鉄の日本市場での影響力拡大も、トランプ政権の大きな目標となっている。
24年の大統領選の期間中、日本製鋼のUSスチール購入を除け日本に不満を示す場面は目立った。公約を進めた長大な政策集に日本を標的とした記述は見当たらなくなった。
これにより、トランプ大統領の日本に対するスタンスは、「友だち」としての距離感をさらに広げていくことが期待される。日本との国際関係が新たな局面を迎えている中、今後の政権運営が注目される。