日本女子ゴルフツアー最終日（10日）で、山内日奈子が67ストローク（パー72）を記録し、トップに立つ。観客数は4515人を越え、彼女は「17番が近くにあって心拍数が上がっていました」と明かした。201ヤードのパー3は、グリーン左に池があり、プレッシャーがかかるということだ。

実際、初日は池を意識したショットが右のカート道を越え、2オフ3パットでダブルボギーを喫していた。特に印象的だったのは、最終ホールでのチップイン。山内選手は「優勝争いで負けた時と同じ感覚でした」と語った。彼女は後半に力強く進み、残り5ホールを経て、2バーディを奪った。実際、彼女の気持ちには「しかしそれでもやって来た」との思いがあったことが伺える。

「ショートだけはしないようにと考えて打った」とミスを防ぐための心構えも語った。また、8月の「ゴルフ5レディース」最終日17番でも大逆転を果たしたことがあり、強さが際立つ。今後、さらなる進化を遂げるであろう山内に注目が集まる。また、彼女は2023シーズンでの目標を「トップ10フィニッシュ」と掲げている。

開幕前のポイントランキングは73位。先週までの成績や調子から見ても、しっかりとした成果を見せるべく挑戦し続ける意志を見せた。