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「特異な意識にうんざり」とロバーツ監督の「落選ショック」がメディア同士の摩擦に発展

2024-11-15

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ドジャースのデューク・ロバーツ監督(51)が全米野球記者協会(BBWA)から選出される年最優秀監督の最終候補に漏れたことへの波紋が広がっている。同賞は12日(日、日本時間13日)に発表され、メッツ・メインドーサ監督、パドレス・スルト監督、ブレワーズ・マーフィー監督の3人として選出。これにワールドシリーズを制覇したロバーツ監督はまさに逆風を受けた。

投票はポストシーズン前に行われているとはいえ、ドジャースは昨年12勝16敗で西地区6位。地元のパドレスに19勝16敗で敗北した。当然ながらファンや地元メディアからは「敗戦が期待値を上回ったチームの監督がなぜ選ばれないのか」という疑問の声があがっており、蜜月関係の記者たちとの摩擦が浮き彫りに。ロバーツ監督は「私が監督としての1年を振り返ると、さらなる努力が必要だと感じざるを得ない」という心情を吐露している。

ある記者が言うには「複数のプロ野球選手が移籍してきているが、今こそチームの再建を進める時。ロバーツ監督が制作した信頼に足るチームのパワーを活かし、新たに選手を加えることでさらに強固な陣営を築きたい」とのこと。そして、ロバーツ監督自身も自身の失策を公に認め、この状況を前向きに捉えようとする意向を示された。

それでも、パドレスやメッツの監督に対する高い評価が際立つ中で、この結果への失望感が漂う。「オレンジカウンティー」出身のフランケスカ記者は「プロスポーツは厳しい世界。今後果たすべきことを踏まえた上で、現在持っているチームを冷静に見るべき」と辛辣に語っている。また、別のメディア関係者は、ロバーツ監督が「連続して多くの鈴木選手をリリースするという誤りを犯した」とし、正しい選手選びの重要性を強調した。

ロバーツ監督が自身のスタンスを貫き通すことができるのか、多くのファンがその動向に注目している。果たして今後の展望は、選手たちとの関係性を如何に築いていくかにかかっている。