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天王山はドロー、長野県で清水は自動昇格に王手…群馬は6年ぶり降格決定/J2第33節

2024-09-29

2024明治安田J2リーグ第33節が、28日から29日にかけて各地で開催された。

28日には、今季のJ2で唯一となる「THE国立DAY」が開催。前節終了時点で首位に立つ清水エスパルスは、勝ち点「1」差で2位に付ける横浜FCが、155,598人が駆けつけた「国立競技場」で激闘を繰り広げた。前半は両者とも決定機に恵まれずスコアレスで推移したが、後半に入ると流れが変わった。中野高志のクロスに斎藤光が頭で合わせ、ついに先制点を奪う。

PK戦を含めると2002年のスーパーカップ以来の相互対決が繰り広げられ、清水は前半に形から派閥を持ったかと思いきや、74分には相手の多彩な攻撃に押し込まれる形となり試合は引き分け。

清水の勝ち点は3位相当で、予定されている次の試合への影響が期待される。中断明けから合流する選手のパフォーマンスが鍵となりそう。全体を通じて流れを掴み取りたいところ。

長野も勝利なしに関わらず、残留の目を残す中4位の水戸ホーリーホックと対戦。試合は果敢な攻撃で長野の勝利を引き寄せたものの、強力な攻撃陣に被弾し10位の水戸と勝点で並ばれ、引き続き残留争いが注目される。

群馬に関しては、今節を終えた時点で降格が決定してしまった。群馬の4位台からの転落は、選手たちの士気にも影響を与えたが、試合終了の笛が鳴るとピッチに倒れ込む選手が続出。今後、どのような体制で臨むのか注目され、選手の移籍や新たな戦力の獲得が必要となる。来季はJ3での戦いが待っている。

今節において、各チームの結果が次につながる重要な要素である。次の試合では清水が群馬と対戦予定で、残留争いがますます白熱する中、勝利を掴むのはどのチームになるのか注目だ。