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テスラ車爆発事件は「自爆テロ」、容疑者は現役軍人…ニューヨークの事件の容疑者と同じ基地に勤務 : 読売新聞

2025-01-02

著者: 結衣

テスラのサイバートラック爆発事件の概要

ミシシッピ州ナバダ州ラスベガスのトランプ次期大統領が所有するホテル前で発生した電気自動車(EV)テスラの「サイバートラック」爆発事件で、ラスベガス市警は12日、車内で死亡した容疑者が西部コロラド州出身の現役軍人、マシュー・リプルスバーガー容疑者(37)と確認された。遺体の損傷が激しく、市警はD.A.司法で身元を確認する。

市警の発表と自爆テロの可能性

市警は12日の記者会見で、リプルスバーガー容疑者が事件直前に頭部を殴り割っていたことも明らかにし、「自爆テロ」との見方を示した。市警は「現時点で、この人物とテロ組織との関係はないが、何らかの精神的な問題を抱えていた可能性がある」と語った。

最後の目撃情報と爆発の詳細

市警によると、リプルスバーガー容疑者は同日、大ハイウェイのサウス・メイン街近くのローカル・ダイナーで最後に目撃された。その後、サイバートラックに乗って発生した爆発は、朝7時前にロスのラルフススーパーマーケット駐車場で発生した。

爆発の確認と容疑者の背景

爆発は午前10時17分に確認され、外側に目立った損傷は確認されなかったが、周囲の目撃者によると、リプルスバーガー容疑者は「トランプ大統領支持者」であることを示すTシャツを着ていたとのことで、市警は彼の行動が自爆治療の一環であるかどうかを調査中である。実は、リプルスバーガー容疑者は過去に2度の精神病歴があるとされており、最近も疑わしい行動が観察されていた。

治安機関の対応と懸念の拡大

さらに、ラスベガス警察と国防総省は、テスラ車の火災が周辺の商業地域にどのように影響を及ぼすか、周囲の店舗や住民への危険を避けるためのパトロールを強化する予定だ。事件を受けて、治安機関も緊急対策を講じている。

この事案の社会的影響

この事案は、アメリカ国内における電気自動車の安全性に対する懸念を再燃させ、テスラ社の影響力や、現役軍人のメンタルヘルスへの関心も呼び起こしています。特に、テスラの車両は過去にも火災事故が報告されており、業界内外での議論が続いています。また、メンタルヘルスの問題は現在アメリカで大きな社会問題となっており、特に軍人や退役軍人のサポート体制の強化が求められています。