特別養護老人ホームで全身やけどで死亡 介助の職員「湯加減が高温」

2025-01-02

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12月31日午後2時5分ごろ、千葉県市川市大洲の特別養護老人ホーム「なごみ」に、入浴介助を受けていた女性(89)が全身やけどを負い、搬送先の病院で死亡した。

県警市川署によると、女性は指定の入居者で、入浴が必要な状態だった。介助にあたった職員2人が、女性を浴槽に入れた際、湯の温度が高すぎた可能性があると指摘している。職員は「湯の温度が高温だった」と説明している。

病院が警察に「全身やけどの患者が搬送されてきた」と通報した。同施設は湯の温度管理が不十分だった可能性があると見られ、詳しく調査を進めている。また、特別養護老人ホームでは、高齢者の入浴における安全管理が重要視されており、全国的に見直しが進められている中での事故であった。

このような事故を未然に防ぐため、専門家は「業界全体での湯加減管理の徹底や、職員の教育が求められる」と話す。高齢者福祉サービスの質を高め、安全な環境を提供することが、ますます重要になっています。