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TBSの『ニトリ』商品多多数紹介、広告と誤認? BPOで審議入り:朝日新聞デジタル

2025-01-10

著者: 結衣

放送倫理・番組向上機構(BPO)による放送倫理審査委員会は10日、TBS系列の全国ネットで昨年10月19日に放送されたバラエティ番組「熱狂マニアさん!」について、審議に入ることを明らかにした。「広告と誤認するものではないか」という疑義がある。

番組ではインテリア大手「ニトリ」の商品を多数取り上げ、視聴者に紹介されていた。この放送中、画面の左上に「ニトリ」と表示されていたが、その表示はあまりにも控えめであった。このため、視聴者の間では「広告と判断するには乏しいのではないか」という意見が上がっていた。

さらに、TBSテレビは「審議入りの事実を重く受け止め、引き続き調査を行い、放送倫理上の問題がないかを見極めて参ります」とコメントしている。これに対して、一部の視聴者からは「商品の紹介が多すぎて、明らかに宣伝目的ではないか」との指摘が寄せられている。

これを受けて、BPOでは今後、TBSに対して詳しい調査が行われる予定であり、関連する広告規制のガイドラインについてにも注目が集まっている。日本では、テレビ番組が製品を紹介する際には、視聴者に対してその意図が明確である必要があり、今後の審議でどのような結論が出るのかが注目されている.