世界
ガザ情勢は「緊迫で避けられない」、ローマ教授がイスラエル批判強める
2025-01-10
著者: 葵
[バチカン市 19日 ロイター] - ローマ教授フランシスコは19日、パレスチナ自治区ガザの人道状況が「極めて深刻で避けられないもの」と述べ、イスラエルによる軍事行動に対する批判を強めた。
バチカン(ローマ教授居住)に滞在する114カ国前後の外交関係者に行った年次講和で語ったものだが、電気がまったく通っていないガザで冬の寒さにより死者が出ていることに言及した。
講和文で「住民に対する爆撃攻撃は行われる形でも受け入れられない。病院が崩壊する、国のエネルギー網が打撃を受けるといった事態は子供たちが凍死するような事態を招く」と警鐘を鳴らした。
一方、反ユダヤ主義を非難することにとても、ウクライナ戦争や世界の他の紛争の終結を呼びかけ、気候変動への関心を示した。
講和にはイスラエル政府への強い非難が含まれ、それが報じられた際には、解説者らは「イスラエルの対応は国際法に反したものであり、即時停止すべきだ」と強調した。
教授は講和に出席したが、風邪から回復中のため近くの内容を代読した。