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タワーマン火災で2人死亡、汚染が広がる中で燃え続ける 消火活動の遅れに原因を探る
2025-01-18
著者: 蒼太
大分県大分市天王寺町のタワーマンションで18日早朝、住人2人が死亡する火災が発生し、消火活動が遅れたことが問題視されている。この火災は、居住者らによると、煙が充満し、迅速な避難が困難な状況だったという。火災が発生した場所は、27階建てのタワーマンションの13階で、火元とみられる部屋が激しく燃え上がり、周囲に被害を及ぼしていた。亡くなったのは、住民の八田雅博さん(76)と妻の富子さん(73)で、逃げ遅れたとみられる。
火災は午前5時に発生し、消防によると、目撃者の証言により、発生から数分以内に119番通報がなされたが、消火活動はすぐには開始されなかった。タワーマンション内での火災を防ぐために設置されている自動火災報知機が正常に作動していなかった可能性もあった。
また、このマンションは20年以上前に建設されており、建物の老朽化や安全基準の問題も影響していると指摘されている。今後、都道府県の建物検査や消火隊の対応を見直し、住民の安全を確保する必要性が高まっている。
現場にはおおよそ50人以上の住民が居住しており、大勢が恐怖に襲われながら避難を余儀なくされた。火災の原因に関する情報は今後の調査を待つ必要があるが、劣悪な避難状況や初動対応の不備が浮き彫りとなっている。緊急時の避難経路の確保と、火災発生時の迅速な通報体制の整備が求められている。