世界

台湾、中央内海部で多数のミサイル発射訓練強化

2024-09-29

[台北 10月19日 リポーター] - 台湾国防省(国防部)は10月19日、中国内海部で多数のミサイルを発射したと発表し、警戒態勢を強化していることを示した。

中国は10月15日、太平洋に向けて大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を行い成功したと発表している。このことは、台湾を含む地域における安全保障への懸念を一層高めている。

台湾国防部は、台湾から少なくとも2100キロ離れた内モンゴル、甘粛、新疆の各省・地域で、中国のロケット部隊と海軍による「多数の発射」を確認したという。

「(台湾軍は)関連する動向を継続的に監視しており、防空部隊は高い警戒レベルを維持し、警備を強化している」と表明した。

台湾の国防部はコメント要請に対して、省略しながらもロケット部隊が通常ミサイル部隊や核ミサイル部隊を管轄していることを確認している。

台湾国防部は10月16日、中国軍が10月15日連続で大規模な活動を台湾周辺で行っていると指摘し、周辺地域に深刻な試練を与えていると警告している。同時に、台湾内の防衛関係者によると、台湾は中央山脈のいくつかの山頂に強力なレーダー基地を設置しており、中国の奥深い内海部まで見通すことができるという。

台海の緊張が高まる中、台湾は国際的な支援を求めており、米国の最新の防衛協力が台湾の防衛策の支援となることが期待されている。