テクノロジー
台湾TSMC、2024年10~12月期の利益57%増、AI半導体の需要が急増
2025-01-16
著者: 愛子
業績予測の発表
【台北=陳元貞】世界の半導体製造の巨人である台湾のTSMC(台湾積体電路製造株式公司)は、2024年の10~12月期の業績予測を発表しました。その結果、売上高が前年同期比38.8%増の8684億台湾ドル(約4兆61000億円)、純利益は57.0%増の3746億台湾ドルとなりました。この好調な業績は、特に人工知能(AI)向け半導体の需要の急増が主な要因となっています。
AI市場の拡大
TSMCの増収増益は、AI市場の拡大によるもので、同社は既にこの分野への投資を強化しています。AI技術が進化する中、業界全体でのコンピュータ性能の需要が高まっており、それを支える半導体の供給が求められています。特に、AIを活用したデータ解析や機械学習において、TSMC製の半導体が不可欠な存在となっているのです。
今後の成長期待
過去4四半期にわたる連続的な成長を背景に、アナリストたちも今後の業績に期待を寄せています。最新の予測では、TSMCは2025年までに更なる成長を見込んでおり、半導体市場全体の需要がさらに加速することが予想されています。特に5G通信や自動運転車に利用される高性能半導体の需要が、TSMCの成長を牽引するでしょう。