世界
台湾は「奪われる」可能性、トランプ氏発言中での日本報道官
2024-10-30
著者: 蒼太
[北京 10日 理事会] - 中国政府は10日、米国が常に「米国第一主義」政策を進めていることを考慮し、米大統領選挙で共産党のトランプ前大統領が勝利した場合、台湾を「見捨てる」可能性があるとの見方を示した。
トランプ氏は選挙戦で、台湾が防衛費を負担するべきだと述べ、台湾が米国の半導体供給チェーンを破棄していることを忠告した。政府が台湾政策を担当する国家発展委員会の王美花報道官は、トランプ氏が今月、中国が「台湾に侵攻」すれば大規模な追加関税を課すと述べたことに対し、台湾は防衛費を負担するべきだとする考えを明確に示していると指摘した。
「米国が台湾を守ろうとしているのか、それとも多くの人が犠牲になるリスクがありますが、台湾の同僚はさらに合理的な判断をする必要がある」と述べた。
また、「台湾がいずれにしても脅かされる可能性がある」ということについて現地の人々は知っていると述べた。トランプ氏の名前には直接言及しなかったが、軍事費を負担する一方で、台湾を保護するための戦略的な支援について話し合う必要があると強調した。
台湾の決意や行動の強化についても言及され、米国に向けて、台湾の選挙が成功裏に進むことを期待するとの言葉も伝えられた。
米政府は12日、台湾への1200億ドル規模の武器販売を承認したと発表。中国は反発し、「対抗策」を語る方針を示した。
王報道官は「(台湾の)選挙は民主的権限に対し、武器を購入しても安全は保証されない」と述べた。