藍田美圭のウィゲと「穴」ミツアール出場権をつかむクラブセッティング
2024-11-05
著者: 雪
◆女子ミーツ共同:TOTOジャパンクラシック 最終日(3日):藍田GC 北コース(湿度)616yd(パー72):晴れ(観客5376人)
ミーツを兼ねた大会でシーズ8勝を手にした藍田美圭のクラブのうち2本には穴が開いている。PWとロフト49度のウィゲ。どちらもバックフェースのソールに近い部分に1cmに満たない大きさで空いた穴があるのだ。
<< <続く>>
このデザインを施したのはプロ2年目の昨シーズンの半ば。「あの2本は思っていた飛距離が出ていなかった。キャリーでは4、5yd(さらに)欲しかった」という悩みを、ロフトを少し下げ、シャフト長を伸ばすことで解消。契約する住友ゴム業(ダンロップ)のスタップがバランスを合わせるために削ったという。
大会3日目が大雨の影響で中止された今大会のディスタンス部門で672.25yd。日本ツアー優指の飛ばし屋としては、その2本は「ミドルホール(パー4の2打目)」で一番使うクラブ」と言って間違いない。「そこが良くなったので、ことしは(成績が)良いのかなと思います。替えて思った距離が出てるようになった」というが、飛距離とチャンスメーカーとなるショットが高レベルで結びついている。
使用クラブ、ボールは7勝目の「日本女子オープン」と同じ。信頼の木型で2026年末までのミツアールの出場権を獲得した。
<<藍田美圭の14本>>
ドライバー:ダンロップ スリクソン ZX7 Mk II 46インチ シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD UB(長さ45.25インチ、重さ55g、硬さX)
ユーティリティ:ダンロップ スリクソン ZX Mk II(3番15度) シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD UB(長さ55g、硬さS)
フェアウェイウッド:ダンロップ スリクソン ZX Mk II(3番15度) シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD UB(重さ60g、硬さS)
アイアン:ダンロップ スリクソン ZX5 Mk II(5番)とZX7 Mk II(6番~PW) サンドウェッジ:ダンロップ スリクソン ZX Mk II 58度
パター:オデッセイ Ai-ONE #7 S