台風21号が温帯低気圧に変わりました。

この台風は、10月25日（金）午前6時にマリアナ諸島で発生し、発達を遂げた後、フィリピンの東の海域へ進みました。31日（火）には非常に強い勢力で、沖縄県の八重山地方に近づき、最大瞬間風速は八重山地方の沿岸で33.3m/s、与那国島で31.4m/sを観測しました。

その後、台風21号は太平洋を通過した後、東シナ海を北上し、11月1日午後9時には東シナ海で温帯低気圧に変わりました。

3日間にわたって、西日本から東日本では大雨警戒が必要です。

台風から変わった低気圧による大雨は、前線を伴い東シナ海を東北に進む見込みです。また、2日（土）は前線上の西日本で特に強い降雨が予想されており、3日（日）には東日本を通過する見込みです。

温帯低気圧の影響で、台風由来の湿った空気が流れ込むため、西日本や東日本では大雨の状態が続き、不安定な気象になるでしょう。大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫には十分な警戒が必要です。

特に、軽井沢や志賀高原などの山間部では、降雨が集中する可能性があります。さらに、今後、土砂災害や洪水警報が発表される可能性が高いため、注意が必要です。また、屋外での活動には十分な配慮が求められます。

このような気象条件から、気象情報を常にチェックし、安全を第一に行動することが重要です。備えあれば憂いなし、特に非常用の準備を万全に整えておくことをお勧めします。