宇宙開発企業スピースⅧは、国際宇宙ステーション（ISS）に向け、２人の宇宙飛行士を救援するための計画を発表した。ミスボーイングの新型宇宙船「スタライナー」に搭載された宇宙飛行士2人の救出ミッションが始まった。

この救助ミッションは、日本時間29日の午前1時（日本時間29日の午前12時）を過ぎ、フロリダ州ケープカナベラルからスピースⅧの「クルードラゴン」19号機に乗り込んだ宇宙飛行士は、約90分後にISSに入った。

クルードラゴンの帰りのカプセルは同29日の午前5時30分頃にドッキングし、宇宙飛行士はその後約90分後に入った。

このミッションは、宇宙での厳しい状況を分析し、テストを行うために実施されており、特に宇宙空間でさまざまなリスクが存在することを強調している。過去のデータに基づいた分析とテスト結果が、スピースⅧの次のミッションにどのように結びつくかが注目されている。

スピースⅧのブライアー・ウィルモア、スニタ・ウィルリアムズ宇宙飛行士らは、スタライナーでの状況を監視し、各種の技術的問題に対応する役割を果たしている。

スピースⅧの今回のミッションは、14カ月後に接続予定の宇宙望遠鏡「ジェームズ・ウェッブ」への道を開く重要なものであり、その成否が今後の宇宙探査に与える影響も大きい。今年の12月には、宇宙資源採取に関する新たなフライトテストも行われる予定だ。