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SpaceXが「スターシップ」の6回目の打ち上げを2023年11月18日に予定

2024-11-08

著者: 芽依

SpaceXは、同社の「スターシップ」の6回目の打ち上げ試験(FT6)を2023年11月18日(現地時間)に行うと発表しました。打ち上げウィンドウは16時(米国中部標準時間)に予定されていますが、スケジュールが変更される可能性もあります。

「スターシップ」は、再利用型の宇宙船とロケットの組み合わせで構成されており、全長121m、直径9mで、100~150トンの payloadを搭載できる多目的宇宙輸送システムです。これは、将来的には月や火星の探査に役立つとされています。

5回目の打ち上げ試験は10月13日に行われ、その中で「スターシップ」は空中キャッチに成功しました。現在、次の試験に向けた準備が進められています。

6回目の打ち上げ試験でも、宇宙船の空中キャッチを実施する予定ですが、今回は前回の飛行テストと同じ弾道軌道機動を採用し、引き続き水に着水する計画です。この過程で、今回は単一のラピッドエンジンを使用して宇宙空間での燃焼を試みる予定です。これにより、「スターシップ」の軌道離脱燃焼を高速化するために必要な機能を実証することが目的です。

また、新しい二次燃料の評価も行う予定で、最終段階で意図的に高い迎角で飛行し、燃料制御の限界を意図的に確認することにより、今後の着陸プロファイルに必要なデータ収集を行う予定です。

打ち上げ時刻は午後の遅い時間に設定されていますが、これは「スターシップ」が日中に再突入し、目視で観測するためです。打ち上げはSpaceXのXアカウントで中継される予定です。

7回目の打ち上げ試験では、再設計されたフロントラッパーやより大きな推進管などを備えた大型なアプグレードが行われる予定で、今後の打ち上げの安全性と成功率を高めるための取り組みが進められています。新たな技術の進化が、この宇宙産業における未来の可能性を大きく広げることが期待されています。