
ビジネス
ソンシアが急落、すき家全店舗を一時閉店−異物混入再び確認
2025-03-31
著者: 蓮
牛丼チェーンの「すき家」を運営するソンシアホールディングス株が一時6.5%安と急落した。製品への異物混入が相次いでいることを受け、すき家の全店舗を4日間閉店することを29日に発表した。
最近、多くの消費者の間で不安が広がっており、別の店舗でも新たな異物混入が確認された。発表資料によると、28日に都内の昭和駅南店で製品に害虫が入っていたとの情報が、客から電話通報があったという。
異物混入を受け、すき家は31日午前9時から4月4日午前9時までの4日間、全店舗を一時閉店し撤去対策を講じる。連鎖的な異物混入確認後、ソンシア株は6%超下落している。一方、同じ期間に同業の吉野家ホールディングスは12%安。
オールタス・アドバイザーのアンドリュー氏は、「牛丼は多くの人々にとって定番メニューのため、競合の吉野家にとっては売り上げ増につながる」と指摘。すき家に客が戻るには時間がかかる可能性があると話した。
関連記事:ソンシアがすき家を全店一時閉店、新たな異物混入で撤去対策を強化