ソニー・ホンダモビリティは1月6日（現地時間）、米国ラスベガスで開催中の「CES 2025」で「AFEELA」ブランドの初製品となるEV「AFEELA 1」を発表しました。日本では2026年に販売を開始する計画で、詳細は後日発表される予定です。

同モデルは、2種類のモデル「AFEELA 1 Origin」と「AFEELA 1 Signature」を用意しており、販売価格は車両によって約79,900ドル（約1,423万円）からとなります。すでに米国カリフォルニア州ではオンライン予約受付を開始しています。

「AFEELA 1」は、自動運転技術や安全支援システム（ADAS）を搭載するEVであり、カメラやLiDAR、レーダーを駆使して周辺環境や運転状況をシームレスに認識します。さらに、データを最大800TOPSで処理するECU（電子制御ユニット）を搭載し、AI技術を活用して高度な運転サポートを提供します。

周辺環境のデータは、「Unreal Engine」を利用してビジュアライゼーションされ、車内ディスプレイ上に表示されます。おしゃれで先進的なインテリアを楽しむために、各種スピーカーから多彩な音響体験も可能です。さらに、Dolby Atmosにも対応しており、まるでドライブ中に映画館にいるかのような迫力を楽しむことができます。

「AFEELA 1」の航続距離は最大300マイル（約483km）を目指しており、充電に関してはテスラのスーパーチャージャーネットワークを利用することができるようになる予定です。

オンラインでも購入後の機能追加が可能な「オリジナルサービス」を導入し、進化する車両体験を提供します。ソニー・ホンダモビリティのCEOは「AFEELA 1は、先進のスポーツサルーンとして高性能な移動体験を提供する」と自信を見せています。

この新たなEVは、ソニーのエンターテインメント技術を活かしつつ、ホンダの自動車技術を集結させたため、家族利用や高級感を求めるユーザーにとって非常に魅力的な製品となるでしょう。今後の発表に目が離せません。