テクノロジー

ソフトバンク系、自動運転で移動サービスを開始 東京港周辺で - 日本経済新聞

2025-01-21

著者: 健二

ソフトバンクやトヨタ自動車が出資する次世代移動サービス開発のモデル・テクノロジーズ(東京・千代田)は21日、東京港周辺で自動運転車による移動サービスの実証実験を始めると発表した。この実験は、1月22日から3月中旬までの期間を予定しており、一般の利用者向けに無料で提供することで、自動運転サービスの需要を探る。

国際展示場駅や東京テレポート駅など4カ所をつなぐ専用アプリで申し込むことができ、移動することが可能だ。自動運転車両が座れる「レベル2」となり、運行時間は平日午前10時〜午後4時までとしている。

トヨタのミニバン「シエナ」をベースにした自動運転車両212台を使用する予定で、2024年10月以降には公道での試験走行を進め、一般利用者にも開放して自動運転の需要を見極める。さらに、2024年中には既存の運行サービスと統合したより広範なサービスの展開を目指す。自動運転技術の実用化が進めば、今後の都市交通の選択肢が大きく変わる可能性がある。これは、渋滞緩和や交通事故の減少に寄与することが期待され、都市部での移動手段として注目されている。自動運転は、未来の都市交通のカギとなるかもしれない!