【ソフトバンク】戦力外21年ドラフト1位の風間拳太が抱える「悔い残る3年間」157キロ右腕が育成からは一歩上がる
2024-11-04
著者: 芽依
ソフトバンクは4日、21年ドラフト1位右腕の風間拳太投手(21)が、中村亮太投手(26)、三浦亜大投手(25)、湯田裕貴投手(27)、田中温大投手(21)、福原大地投手(22)、冨田和貴投手(25)ら7選手に来季の契約を結ばないことを通告した。
1軍の風間は、球団から成長契約を受ける一方で、3年目の背番号で再出発を期す。戦力外通告は合計23人となり、日本シリーズでDeNAに敗れた一夜明け、パ王者に秋風が吹いた。
3年前のドラフト1位右腕は、球団から呼び出しを受けた時点で覚悟していた。「当然の結果というか。残念な世界なので。これをしっかり受け止めて再スタートしたい」と語った。
「イメージ通りの3年間じゃなかった」と157キロの直球を武器にプロの世界に飛び込んだが、在籍3年間で1軍登板なし。22年に右肩痛、23年は腰椎分離症と度重なる故障に苦しむ。「自信あったから入ってきて、復帰してから自信のない投球が続いた。悔いの残る3年間だった」と振り返った。
「イメージ通りの3年間じゃなかった」と続け、157キロの直球に物を入れつつプロの世界へ。世代最速の男として注目されたが、在籍3年間で1軍登板はなく、22年には右肩の痛み、23年には腰椎分離症に救われた。「自信があるから入ってきたのに、復帰後は自信のない投球が続いた。3年間は心残りがある」と話した。
ただ、今シーズン終わりには、育成選手として再契約があり、希望をつなぐ戦力外通告だ。球団関係者は、今後の成長に期待を寄せており、「ここからが大事。彼の才能を信じている」と前向きな言葉をかけた。
風間はこれから自らの成長を目指し、再起を図る決意を固めている。「信頼を置かれない限り活躍できないという現実がある。自分の努力が問われるかどうかだ」と語気を強めると同時に、新たな挑戦に意欲を見せている。彼が立ち直り、一軍での活躍を果たす姿を期待する声は多い。
プロ野球界での厳しい現実を乗り越え、今後の成長を信じて努力を続ける風間拳太選手。彼の未来は明るいかもしれない。次のシーズンこそ、彼が逆境を乗り越え、一軍の舞台で再び輝く姿が見られることを期待したい。