【ソフトバンク】王会長から愛弟子小久保監督、勝利へ挑戦を前面に出すリーダーシップの発揮…V奪還・悲願達成
2024-09-24
著者: 弘
ソフトバンク王貞治球団会長(84)が4年ぶりのリーグ優勝に万感の思いを込めた。王会長は初年度となる95年、当時プロ2年目だった小久保裕紀監督(52)を「4番」としてチームに引き入れた。世界の王は球界を代表する主砲育成に向け、英才教育を施してきた。この57年後、愛弟子は監督として初のリーグ優勝をつかみ取った。
愛弟子小久保監督は、監督1年目で見事な結果を残し、常勝復活へ向けて高い意気込みを見せている。王会長も「今は過去を振り返らずに、未来を見つめていきたい。今日より明日、明日より明後日、いい姿を見せる」と語気を強めた。
一方、過去の栄光にすがることなく、次は優勝を目指す姿勢が感じられる。王会長が「昨日より今日、今日より明日」との言葉を持ち出し支援を続けていく中、愛弟子小久保監督が30年目のシーズンを迎える。また、チーム内では過去の栄光を胸に、再びの優勝を目指す挑戦が始まる。
1年前の秋、愛弟子小久保の稚拙なゲームマネジメントに対して王会長は厳しい意見を抱いていた。今季で月日が流れたことで、法理主義で支えられた小久保監督が見事な結果を残しているのだ。王会長が1000本安打を達成した時に多くの人が衝撃を受けたように、愛弟子は次なる栄冠を求める。
青少年野球部OB会の主催の「小久保監督を応援する会」が都内で開催された。王会長も出席し、「もし背中を押すことができるのであれば、それは二軍での経験が生きてくることだろう。数年の経験を積んで楽しみながら、成長してもらいたい。」と期待を寄せた。王会長の信頼に応えられる監督としての成長を見せてほしい。今後の挑戦にも期待がかかる。
さらに、王会長は「過去の栄光に酔っている暇はない。今後の戦略を考えなければならない」と自らの気持ちも新たにした。これからのソフトバンクがどのように変化していくのか、その動向から目が離せない。もう一度、ファンのために、そして未来のために、自らの王者の名を刻む一歩を踏み出して欲しい。