秋田・清原正彰内野手（4年）が18日、横浜市内の秋田グラウンドで、学祭ラストゲームとなる19日からの早慶戦に向けて取材に応じ、「自分の全てをかけて、体がボロボロになる覚悟で」臨むと決意を表明した。

白球を追い続けた大学4年間の総決算とも言える大一番を前に、清原は「自分が構築したプレースタイルが確立したのはこの4年。学祭の最後に、父親から受け継いだ言葉を胸に、必ず見せたいプレーをいくつも準備している」と明かした。

「体調はかなり良い状態」と自己分析する清原は、「頼もしい先輩、仲間とともに最後の舞台に臨むことにすごく感謝しています。早慶戦を通じて自分の成長も見せたいし、何よりチームが勝つことが一番。『最後の早慶戦』という特別な戦を、愛する弟に見せたい」と言葉に力を込めた。彼は、「今までで一番特別な1日と、最高の舞台に挑む気持ちを胸に抱いて、全力でプレーしたい」と述べている。

早慶戦は、強豪校同士の厳しい戦いが繰り広げられる舞台。これは清原自身にとっても、野球人生最後の重要な試合になるだけに、彼の気迫には特別な意味がある。この試合に勝利すれば、彼の4年間の努力と絆も報われることだろう。

清原は高校時代から注目され、大学でも独自のスタイルを築き上げてきた。その成果が、この最後の秋の戦にどう反映されるのか、期待が高まる。清原のプレーの集大成とともに、彼の成長がどのように発揮されるか、これからの試合を楽しみにしたい。

今季のリーグ戦で、清原は特に守備や打撃での能力を高め、「自分が目指してきた選手像を実現するためにも、この試合に賭ける思いは大きい」と熱弁を振るった。

彼は「大学4年間の集大成をこの試合で見せたい。全力を尽くして、感謝の気持ちを込めてプレーする。そして、愛する弟に最後の勇気を届けたい」と決意も新たにした。