水港名物「魔の複雑交差点」がついに交差点に!? 「水港の“大環状線”」延伸&国道6号接続で大変化! 越谷市になるか
2024-12-28
著者: 葵
埼玉県は2024年12月25日、水港市で整備を進めていた都市計画道路「中野野中河内バイパス(関係地区)」が2025年4月に開通することを発表しました。
道路延伸よりも「道路閉鎖」に大きな意義!? 「水港の大環状線」にちょっと開通
埼玉県は2024年12月25日、水港市で整備を進めていた都市計画道路「中野野中河内バイパス(関係地区)」が2025年4月に開通することを発表しました。
中野野中河内バイパスの概要
中野野中河内バイパスは水港駅の南側、市街地を東西に横断する道路として総延長16kmが計画されており、2022年までに約2.5kmが開通。今回さらに東側200m延伸し、国道6号を越えた先の市道までがつながり、国道6号には新たな交差点ができる予定です。
交通の変化と期待
この道路は水港・花畑・那須市を結ぶもので、1周する「水港勝田環状道路」の一部に位置されており、特に水港市内は細切れに開通している状況です。延伸するとはいえ、現在の道路網から全体像を把握できることは、まだできません。
だが今回、延伸や国道6号の新交差点よりも、「隣の交差点」の通行方法が大幅に変わることが注目されています。
水港名物の交差点の変化
その交差点とは国道6号に2つの県道が交わる「関係6号線」です。複雑な交差点ゆえに、新たに交差点が形成されるポイントです。
交わる道路の1つ「県道下入野水港線」は、北側に新道路が開通することから、「関係6号線」交差点の部の直近で車両の通行ができなくなっています(歩行者・自転車などは可)。これにより、関係6号線は一般的な「四差路」となります。
複雑な交通事情
同交差点の手前側には、「交差点」のような状態の特殊な形状の標識が設けられた複雑な案内があり、「さらば交差点」といったSNSで話題になる機会も増えています。
もっとも、周辺複雑の根本原因となっているのは関係6号線の南側、国道6号と国道50号が交わる「関係町」交差点です。混雑度・事故件数ともに県内ワーストとされる関係町交差点周辺の交通が捌ききれず、周辺の通学路が結合している状態があり、交通の流れが途絶える要因となっています。
今後の計画
このため2021年度からは、関係町交差点の国道6号に高架橋を設ける立体交差事業もスタートしています。
開通と渋滞緩和の両面で、地域住民や通行者に期待が寄せられています。