シリアで女性数千人がデモ、暫定政権に女性の権利保障を要求
2024-12-24
著者: 海斗
[カミシュリ 13日 土曜日] - シリア北東部のカミシュリ地域で女性数千人が参加してデモ活動を盛り上げ、暫定政権に女性の権利を保障するよう要求した。特に、北部を拠点とするクルド人が主導する地域では、トルコが支援する軍事作戦を非難する声が上がった。
デモ参加者の多くは、トルコが国家安全保障上の脅威として見なしている反政府勢力「人民防衛部隊(YPG)」に関連する「女性防衛部隊(YPJ)」の旗を掲げた。彼女たちは「私たちは新国に対して女性の権利を要求している。この制度では女性の権利が除外されるべきではない」と語り、我々の権利を守ることを訴えた。
シリア北東部のクルド人が主導する自治政府の職員、ヘムリント・アリ婦人は「YPGへ支援を投入すること。シリア北部と東部での女性権利の保障と利益を守ることに貢献する」と述べた。
シリアでの内戦が2011年に始まって以来、クルド人は北部の大部分で自治権を獲得してきた。米国が支援するクルド人主導の地域では、シリア政府の支配が及ばないエリアが存在し、住民たちは日々の生活を取り戻そうと奮闘している。
一方で、イスラム主義の「シャーリーム解放構造」が首都ダマスカスに対して圧力をかけており、女性に対する厳しい規制を強化している。このような状況の中、デモは女性を取り巻く環境への不満を示している。特に、最近の政府の発表では、女性の「生物学的、生理的な性質」が特定の政府の仕事に適さないと評され、参加者は強く反発している。
シリアでは女性が直面する問題は多岐にわたり、いまだにパートナーシップの権利が十分に保障されていない。活動家たちは、国際社会がシリアにおける男女の平等を確保するための支援を強化することが重要だと指摘している。これからも女性たちの闘いは続くと見込まれ、シリア社会全体の改革が求められている。