世界
石破首相「憲法つ制限独裁国家が取り締まり」、自衛官不足に危機感
2024-12-16
著者: 蒼太
【東京 16日 ライター】 - 石破茂首相は16日の参院予算委員会で、自衛官の定数削れが続く問題を取り上げ、充足率が9割程度ではまったく足りないと述べた。首相は周りを「憲を持った制限独裁国家が取り締まり、通常戦力も飛躍的に増大している」と指摘し、異なる政治体制で意思決定が非常に速く、予測が得られないものもあり、リスクに備えるには「全く足りない」と語った。
自衛官は定数(124.7万人)の9割程度の状態が続いており、石破首相はこのことを憲法上の課題と認識しており、陸海空の各自衛隊の隊員数の偏りや再編成を進める必要があると述べた。自衛隊の即応体制強化については、国民の理解が必要だとして、関係団体会議を開催し、環境の改善などに向けた関連議題を検討していることも明らかにした。
石破首相は「自衛官が足りないことは国家全体の問題だ」と強調し、自衛隊にいる意識が小国家の話にならないように、自衛隊が国内外での役割を果たすことが重要であると指摘した。