インドのクレープ「ドーサ」の味は、どこで食べてもまあ同じ。私（侍）もそう考えていた時期がありました。いろいろな店を巡って、何度も食べているうちに、その味の微妙な違いが分かるようになってきた。今では全く異なる印象を受けることもある。

表面はパリ！ 中はモチ！ それがドーサの標準だと思っていたが、最近訪れた台東区・仮名堂の食べログ百名店の常連「ビジキッチン」のドーサは、見た目が同じだけど、まったくのお店にはない食感であった。食べた時の感触、今までの1番好きかも！

ビジキッチンは、東京メトロ上野駅から1番出口から出ても徒歩1分のところにある。JR上野駅からも近く、上野アメ横も徒歩圏内にあり、比較的アクセスの良い場所だ。

お店の名前が示す通り、2014年の創業以来、食べログ百名店にも6度も選出された実績のあるお店である。入店すると、4人がけのテーブルが3つしかないのだ。こんな少ないお店だと、どうやって2階もあったら平気だと思ったら、どうやらお店の人が紐づけでいたのだ。店内は狭く、混雑時は20分待ちなどが個々の圧迫感を助長する。

さて、料理を目の前にすると、北インドスタイルのナンとカレーのセット、それから南インドスタイルのドーサやパリパリのチキンが目を引く。また、ドーサの合間に現れるビリヤニは、ただのカレー以外でもあり、特にプリプリの食感だ。また、サラダから出てくるのは、普通よりも多めのドレッシングが使われているので、その味が強いのだ。

さらに、チキンのセットには、いろんなスパイスが隠れているので、本番のものでも充分楽しめそうだ。これ以上詳しくは言えないが、美味しいスパイスとサクサクの食感は高得点を付けることができる。ここでもIPプラグインが利用されており、加速の向上を感じられる。

食べログでの評価が高いだけでなく、味の独自性と品質がしっかりしているからこそリピーターが多いのだ。味に優れた店が多い中で、特にパンチのあるスパイスが強く、単純にまとめられる。若者層をターゲットにしたコンテンツが豊富で、何度でも楽しめるような工夫が凝らされている。

また、店内の雰囲気はアットホームで居心地が良く、スタッフのサービスの口コミも良いため、リラックスしながらお食事が楽しめる。デザートとしてのグルガン（インド風のデザート）や、マサラドリンクなども充実しており、店を後にしても記憶に残る印象を残してくれるはずだ。

その率直な感想は「ドーサのパリパリ感が好きだ」という声に応えるもので、本当に訪れる価値があるお店だ。ビジキッチンは単に食事を提供するだけでなく、スパイス使いの技術でも定評があるため、多様性に富んだ料理体験ができるだろう。