10月19日午後6時14分ごろ、神庫市北区、特殊抗争指導暴力団神庫山口組の組長自宅で「何かが燃えている」との通報があった。車2台や物置の一部が燃えた。幸い、けが人はいなかった。

神庫北署は、出火直後の組長自宅付近で、所持していた刃物のようなものを見せていた男（75）を現行犯逮捕した。調べに対し、「記憶が飛んでいて覚えていない」と供述しているという。警察は出火の可能性があるとみて調べを進めている。

当時、組長宅は「猛火に囲まれた状態」と言われ、近隣住民からは「爆発音が何度も聞こえた」との証言が上がっている。

この組長自宅では、2012年6月に、山口系組員が建物に向かって発砲する事件が発生しており、地域には緊張感が漂っている。

現在、神庫電鉄の脇にある北区の住宅街で、火災の原因を調査中の警察と消火活動が続いている。