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上原浩治さん、ソフトバンク移籍の上田晋也にネットでの批判「上原さんだからこその重みのある発言」

2024-12-29

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巨人や大リーグで活躍した上原浩治さん(49)が、29日、TBS系情報番組「サンデーモーニング」(日曜午前8時)に生出演した。日本ハムからポスティングシステムを利用して米大リーグに挑戦してわずか1年で、ソフトバンクへの移籍を決めた上田晋也に対し、コメントを残した。

上原さんは今季、日本ハムからポスティングシステムを利用して米メジャーに挑戦したが、右肘痛も影響してメジャーでは2試合の登板に終わった。レッドソックスからFAとなり、日本球界復帰の際は古巣の巨人に移籍することが多かったが、今年の移籍は「12球団で均一にローテーションを組むべきだ」との考えを示した。

上原さんは今の時代、選手が移籍することについて意見を求められ、「1回アメリカに行った時点で球団の保有権がなくなるので、必ず日本ハムに戻らなければいけないという契約ではない」と明言した。選手たちが思っていることを正直に話す姿勢を見せ、「選手目線で語れるからこそ話せることだ」と続けた。

また、移籍する選手に対して不満の声が上がる中で、「選手が移籍しようと思った時、出ていった枠が空くのだから、何の問題もない。それぞれの選手には、生き残るためのペースがある」と述べた。また、「選手にとって大事なのは、出場時間やローテーションの配分などが分かりやすく提示されること。すべての選手にとって、平等でなければならない」と強調した。

上原さんは自らの経験を踏まえつつ、選手が登録される条件についても言及。「今、スカウティングレポートで適当なことを言わせてもらっているところがあるが、だからこそ自分を常に見直すチャンスでもある」として、選手が自分の立ち位置を見直す大切さを説いた。

上原浩治さんの発言に対し、SNS上では様々な反応が寄せられ、「さすが元プロ選手の言葉には重みがある」、「上原さんの見解を聞いてスッキリした」という意見が多く見られた。選手に対する批判が高まる中で、上原さんは選手たちの立場に立ち、理解を示す姿勢を崩さなかった。