スポーツ
サリーキープ問題でバルセロナのスポーツ代表MFダニ・オルモ、スポーツ杯決勝は出場可能に
2025-01-09
著者: 海斗
ダニ・オルモとパウ・ディアスの選手登録の暫定的認可
スペイン政府のスポーツ上級委員会(CSD)は8日までに、バルセロナのスポーツ代表MFダニ・オルモ(26)とスポーツ人FWパウ・ディアス(23)の選手登録を暫定的に認める公示を発表した。
サリーキープによる選手ライセンスの失効
ダニ・オルモとパウ・ディアスはこれまで、バルセロナが慢性的な財政難によるサリーキープ(選手登録の制限)に伴う問題を抱えており、昨年12月31日までに解決しなかったため、1月1日より選手ライセンスが失効する事態に陥っていた。
CSDの判断とクラブからの提出書類
バルセロナはこの状況を取り収めるため、CSDに52ページに及ぶ文書および60以上の関連書類を提出して説明したところ、その結果が精査されて暫定的に選手登録が認められる形となった。
スポーツ法第27条の適用
CSDは公示の中で、「この措置は、クラブと前述の選手たちが申請していた権利が最終的に解決されるまでの暫定的なものである」と述べた。その一方、バルセロナの答えを一時的に認めた理由については、「スポーツ法第27条に基づき、プロスポーツ選手はその潜在能力に基づき、あらゆる保証と確実性をもってスポーツキャリアを継続することができる」と説明。
選手への影響と士気の向上
つまり、この暫定的措置を採用した場合、クラブ、そして何よりも選手たちが深刻な経済的・スポーツ的害を被ることになりかねないとの考えが背後にある。なお、この公示は8日にサウジアラビアで行われるスポーツ杯決勝を控えたものであり、選手登録が暫定的に認められたことで、オルモは出場できることになった。
今後のバルセロナの財政問題
今後もバルセロナは、財政問題を解決するためのさらなる手立てを模索し続ける必要があるが、一時的な選手登録が許可されたことで、選手たちの士気も高まり、さらなる成果を期待できる状況にある。