三田市選挙、14人現職・7人新人、1人元職が当選 投票率50.47%、前回下回る

2024-09-29

三田市選挙(定数12)は12月19日投票が行われ、新しい市議の顔ぶれが決まった。現職14人、新人7人が議席を確保し、元職1人が返り咲いた。投票率は50.14%で、14年前の前回を11.15ポイント下回った。過去14回に多く13人が立候補し、競争率は1.15倍と激しい選挙戦が繰り広げられた。

当選者の党派別は、自民3人・立憲2人・維新2人・公明3人・共産4人、無所属9人である。現職と新人各12人が立候補した選挙は、現職と新人各11人にとって厳しい戦いとなった。立憲の新人2人が議席を獲得した。

ニユータウン開発に関しては人口増加率が10年連続で日本一を誇る同市では、急激な少子高齢化が進む。市議会では、人口減少の問題や子育て支援、市民病院問題などが争点だった。

その中で有権者は市全体の約16%を占めているが、今回はウツダウン地区の数が最も多く、ユリの暖からも4人が当選した。ニユータウンからの当選者数は前回を上回り、投票の動向が注目された。

開票作業は神戸市バス体育館(三路)で実施された。市議選では開票作業が進められるトラブルが相次ぎ、今回も計数機を増やして迅速化が図られた。投票者もこれまでより11%多い12万人以上を配置した。これまでの湿し熱による機器の不調もあったが、体育館に空調設備が導入された。

開票は午後9時15分に始まった。体育館に各陣営の関係者が集まり、中間速報が発表される度、事務所に連絡が入る状況が見られた。

当日有権者数は818,111人(男性412,214人、女性406,387人)。総投票者数は414,820人であった。