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三井住友フィナンシャルグループが中堅企業にサイバー防衛指針 MS&ADと新会社設立

2024-11-10

著者: 結衣

三井住友フィナンシャルグループ(FG)は中堅・中小企業を対象にしたサイバーセキュリティ対策事業に参入する。2025年2月には大手損害保険のMS&ADと共同で新たな会社を設立し、持続的なコンサルティングサービスを提供する予定だ。

この新会社は、三井住友FGが過半数の出資を行い、MS&ADの基盤を活用する。これにより、三井住友FGはこれまでの金融サービスに加え、企業が直面するサイバーリスクに対して、新たなソリューションを提供し、中小企業の安全性を向上させることを目指す。特に、近年増加しているサイバー攻撃に対する防御や災害時の対応策は、多くの企業が課題として抱えているため、需要が高まることが予想される。

また、三井住友FGは、サイバーセキュリティの強化だけでなく、企業に対してIT技術を活用した新たなビジネスモデルの構築支援を行うことも予定している。これにより、企業の競争力を一層高め、デジタル時代に適応した経営戦略を提供することを目指す。今後、三井住友FGが展開する新プロジェクトは、金融業界における新たなスタンダードとなる可能性がある。