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三井物産、マクドナルドの物流に参入 - 日本経済新聞
2024-10-25
著者: 蒼太
三井物産は25日、マクドナルドに原材料を供給する物流会社、米HAVIグループの日本法人1社と台湾法人2社の株式100%を取得することを発表した。取得額は非公表だが、数百億円規模と言われており、2025年3月期中に手続きが完了する。三井物産グループの食材事業との連携やマクドナルド以外の外食チェーンとの取引の拡大に向けた足掛かりとなる。
HAVIは流通事業に特化した企業で、2024年度からは新規プロジェクトとして、有効な市場への投入を目指している。また、マクドナルドとの取引関係は今後も強化される見込で、効率的な物流戦略が期待されている。
三井物産の参入は、国内の飲食品流通業界において大きな成長をもたらす可能性があり、特に最近増加しているデリバリーサービスの需要に応える形で新たなビジネスチャンスを創出することが期待されている。
この動きに対し、業界内では競争が激化することが予想されるが、三井物産は自社の豊富なネットワークと経験を基に、確固たる地位を築くことができると見られている。今後の展開から目が離せない。