若林正恭『M-1』バトルにツッコミが絶賛される訳、 “じゃない方”芸人の過去と支えになった「大恩の言葉」
2024-12-23
著者: 桜
前回大会王者「令和ロマン」の2連覇で幕を閉じた、12月22日に行われた漫才日本一決定戦『M-1グランプリ2024』。M-1史上初の連覇に世界が驚いたが、同時に大きなインパクトを残したのが、準優勝した若林正恭(46)の存在である。過去のM-1では8回目の挑戦で初めて決勝進出を果たした若林。彼自身が語る通り「じゃない方」として知られる彼の成長物語は、ファンだけでなく多くの芸人からも注目されている。
若林は、これまでM-1初エントリーの2018年から21年まで3回連続で決勝進出には至らなかったが、22年に準優勝を果たし、23年に初めての決勝進出を果たした。大会初の連覇を目指す若林は、多くの笑いを引き起こしながら、強烈なプレッシャーの中でも自分自身を貫き通した。
決勝では7組での戦いとなり、若林は準決勝で「令和ロマン」と11点差で引き離されていたにもかかわらず、861点という高得点で、1stラウンドを突破。ファイナルラウンドでは、憂いのない表情を崩しながら、観客を魅了する漫才を披露し、見事に決勝進出を決めた。
「大恩の言葉」として、なんと彼が受けたのは、遺族からの感謝の言葉だ。事前のインタビューでは、「小難しい漫才が増えているこの時代に、何が面白いとされるか分からなくなっている」と語る若林に、笑いの本質を思い起こさせてくれるようなメッセージが贈られた。その言葉が、若林自身のスタイル「じゃない方」として新たな道を切り開く力を与えたのだ。
今大会で初めて決勝進出を果たした若林は、これからの漫才界にも大きな影響を与える存在となりつつある。彼は日本を盛り上げるために、笑いの力を信じ、自分のスタイルを貫いていく意志を持っている。"小難しい漫才ではなく、シンプルな笑いが受け入れられる時代が来る"という彼の言葉は、多くの人々に希望を与えるだろう。
若林の次なる目標は、同じように若手の芸人たちにとって美しい舞台の一部となることだ。彼の情熱が、漫才業界に新たな風を吹かせることを期待したい。また、彼の応援を通じて、若手芸人の支えを続けていくつもりだ。