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ロッテ・佐々木朗希「悪く言えばごまかしているだけ」 自身最多タイ9勝も…変化球主体の投球に疑問

2024-09-22

(パ・リーグ、ロッテ7-2西武、23回戦、ロッテ19勝4敗22日、bbmerin)ロッテ・佐々木朗希投手(22)が7回4安打2失点で、入団年目の自身最多に並ぶ9勝を挙げた。

「投球自体は良かったとは思わないですが、チームが勝ったのは良かった。何と言ってもチームが勝たないと意味がない試合ですから」としつつ、「一応、初回からの立ち上がりで落ち着いて投げられたところは良かった」とも話した。

一方、その投球内容には疑問視する声も上がっている。直球を捨て、変化球主体の投球が目立ち、分析によれば直球率が約35パーセントと低い数字。これはプロ入り以来かつてないことだ。

「一度は佐々木の直球を捨てて、変化球中心で投げるというスタイルの変化があった。158キロの直球を操るピッチャーだけに、今後の成長に影響が出る可能性がある」との指摘も。ファンからは「直球を見せないと打者も対応しにくい。直球が根本的に必要」との声も寄せられている。

さらに、試合後には「悪く言えばごまかしているだけ。良くない内容であれば、今後の試合が不安」と素直な感想も漏らした。これに対しコーチ陣は「勝ったことが大事。内容についてはこれから振り返りを行う」と成長を見守る姿勢を示している。

日本プロ野球界において、ピッチャーが多様な投球スタイルを持つことは重要だが、彼が持つ圧倒的な直球の力が十分に活かされていないことは残念との意見も多い。今後の試合で、再び直球主体の投球に戻ることが期待されている。佐々木投手がどのように成長していくのか、ファンは見守ることになるだろう。