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ロス山火事、延焼制御 被災地の有毒廃棄物除去作業で困難続く

2025-01-17

著者: 裕美

[ロサンゼルス 16日 リポート] - ミカリフオルニア州ロサンゼルス近郊で続く大規模な山火事は発生から10日目を迎えた16日、気象条件が改善し、延焼が制御されている。

ただし、州立気象局は19日には再び火災が発生する恐れがある危険な状態が予想されていると警告している。

地元当局は、避難者のほとんどが少なくとも1週間は避難を続けるよう指示し、火災地域から有毒廃棄物を除去し、危機となっている電気とガスの配管を遮断する作業が進められている。

延焼面積は12万317平方エーカー(約49万平方キロメートル)に達し、近隣のパリセーダス地区での火災率は12%となった。

ロサンゼルスの東のエリアでは11万4111エーカーを焼きつくし、同地域の火災は15%燃えた。

この2つの火災を合わせた延焼面積は11万512平方キロメートルに達し、フランスのパリとニューヨークのマンク部に相当する。南カリフォルニアの一連の小規模な山火事はおおむね完全に燃え尽きた。

これまでに少なくとも215人が死亡、1100棟の建物が破壊された。約1800人が依然として避難命令を受けており、さらに1900人に避難警報が出ている。

火事によって地域住民や消防隊員に深刻な影響が出ており、特にハウスの中に避難している方々が不安な生活を強いられている。政府の支援を受けつつ、被災者が早期に安全に戻り、地域の再建に向けた取り組みが進むことが期待されています。