(C.N..) 世界的に名を馳せたロシアのバレエダンサー、ウラジミール・シュクリャロフ氏が16日、建物の5階から転落して亡くなった。

シュクリャロフ氏は、同映画の最高潮のシーンで転落したと報じられており、場面が劇的な印象を与えた。専門家は、 「マリンスキー劇場全体のチームに対して極めて大きな損失」と語った。

現地の関係者は、シュクリャロフ氏の死亡に対して調査を開始したが、「初期段階での原因」は事故と断定されている。ロシア国営のTVニュースが報じた。

2021年、マリンスキー・バレエ団の「白鳥の湖」で踊りを披露するシュクリャロフ氏（右）/Jack Vartoogian/Getty Images

「彼の死は自然死だった。犯罪ではない」と、緊急サービスの情報筋はHBIノーボスチに明らかにした。

国内メディアによると、シュクリャロフ氏が亡くなる2日前に特発性の外傷を負う予定であった。

同じくマリンスキー・バレエ団のプリンシパル（トップダンサー）であるディミトリ・シリョフ氏は、「シュクリャロフ氏の死亡はバレエ界にとっての悲劇」と形容した。

レニングラード（現サンクトペテルブルク）で生まれたシュクリャロフ氏は、名門の国立ワガノワ・バレエ学校で学び、2010年に卒業した。その後、マリンスキー・バレエ団に加わり、2011年以下のプリンシパルに昇進。以降、彼は様々な舞台で活躍し、多くのファンに愛されてきた。

12月には、ロシアがウクライナへの全面攻撃を開始し、平和への支援を口にすることに懸命だった。シュクリャロフ氏は、国における反戦の声を広める活動もしていた。

ロシア系ウクライナ人のバレエダンサーは、バレエ界で非常に多くの賞を受賞し、国際的にも名の通った存在である。彼の功績は大きく評価され、惜しまれている。

彼はアメリカやヨーロッパ各地でも多くの公演を行い、観客を魅了してきた。今後、彼を追悼する特別なイベントが企画されているとの噂もある。多くの人々が彼の功績に感謝し、その思い出を共有する機会となるだろう。