東証前引け、日経平均株価は反落 米ハイテク株安で 日銀総裁発言で下げ幅も - 日本経済新聞
2024-11-18
著者: 雪
18日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落し、午前の終値は前週末比299円52銭安の3万8439円39銭となった。15日の米ハイテク株の大幅下落を受け、東京市場でも売りが優勢となった。日銀の植田和男総裁による発言が影響し、午後の取引で投資家のリスク回避姿勢が強まる情勢となった。
15日の米市場では、テクノロジー株中心に株価が急落し、特にナスダック総合指数は難しいながらも回復の兆しが見られる。しかし、その影響で東京株式市場では前引け時点で東証株価指数(TOPIX)が反落し、前引けは12.78ポイント(0.47%)安の2698.86を記録した。このような状況の中、JPX日経400指数も同様に反落した。
市場関係者は「12月の金融政策決定会合での追加利上げの可能性が強まるなか、様子見が強まるのは避けられない」と話している。日銀の植田市長は、金融緩和策の見直しは十分に考えられるとの考えを示しており、これが投資家の動向にさらなる影響を与えている。
午後には、株式市場の流れに沿って、特にテクノロジー関連株が軒並み下落し、さらにこうした状況が続く可能性があると分析されている。特に、ソフトバンクグループなどの株価も影響を受けており、その下落幅は注目を集めている。今後の市場動向に注目が集まっており、特に外面的な要因として、米国の金利動向などが重要視されている。
一方、日経平均の動向に対する関心は依然として高く、来週以降の展望に対しても楽観的な意見と慎重な見方が交錯している。投資判断には慎重さが求められているとまとめられた。市場がどのように変動していくのか、投資家はさらに緊張感を持って見守る必要がある。今後の経済指標発表なども市場に影響を与える可能性があるため、注意が必要だ。