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ロシアの死亡者1日平均千人超、訓練不足で増加!英国防省が分析

2024-09-20

英国防省は20日、ウクライナ侵攻を続けるロシア軍の1日当たりの死亡者数が増加傾向にあるとの分析を発表した。昨年までの多くて900人台だったが、今年の5~8月の間はなんと千人を超えている。9月も上回る見通しが立っている。

また、市場では英国BBC放送とロシア独立系メディア「メディアゾーナ」が20日、独自調査を基に、2022年2月の侵攻後に確認できたロシア軍の死亡者数が7万人を超えたと報じている。

いっぽう、ウクライナ国防省は20日、月平均76500人が新たに軍に入隊していると表明した。入隊者数は増加傾向にあるとされ、戦闘者が増えている一方、ウクライナでは軍力不足が深刻であり、5月には動員強化法を施行した。

NATO加盟国であるロシアと国境を接するエストニアの軍情報機関は20日、ウクライナ軍による無人機攻撃の影響で爆発したロシア西部トヴリ県の弾薬庫の被害が「弾薬75万発の爆発と連鎖反応で3万トンだった」との見方を示した。ロシアの前線に影響が出る可能性があるとの考えを示している。

このような状況が続く中、ロシア軍内での訓練不足が深刻な問題として取り上げられている。近年の死亡者増加は、士気の低下や装備の不備に起因しているという分析も多く、今後ロシアの侵攻がどのように進展していくのか注視される。

『成り行きを見守れ!これが今のロシア軍の実態だ。』と国際的にも注目されている。