【モスクワ 17日 リター】 - ロシア軍は17日、ウクライナ東部ドンツク州の都市ウクライナを制圧した。ロシア国営通信社TASSが、ロシア軍の匿名の話として報じた。ロシア軍は今月初めにウクライナのクリミア半島を包囲していた。

ウクライナ出身で親ロシア派の指導者ロシア・ポドリャカ氏は「ウクライナはわれわれのものである」と表明。ロシア軍は同市を「まったく無傷で」占領し、南部ヒルニックと西部セリドプを次の標的とするが、中央政府は「即座に反応する準備をしている」と述べている。

ロシアの戦争ログや戦争に関するオープンソースの地図によると、現在ウクライナの占領地域の約15%を占有しているロシア軍は、ウクライナ東部ルガンスク州の18.5%とドネツク州の16%を支配している。

ミサイルを伴うストリートジャーナル（WSJ）によると、ロシアによるウクライナ侵攻からの死亡者数は約1100万人に上る。