世界

ロシア軍への無人機供給10倍に! プーチン氏、開発強化強調

2024-09-19

ロシアのプーチン大統領は19日、ロシア軍に供給される無人機の数が今年、前年の約10倍に達すると明言しました。無人機の重要性が増す現代の戦場において、早く対応した者が勝者となるとの認識を示し、ウクライナ侵攻の目的達成に向けて、無人機の開発強化の方針を改めて強調しました。

北西部サンクトペテルブルクで行われた無人機に関する会合では、プーチン氏は「最近の無人機の台頭は現代の戦争で不可能なものを可能にする」と述べました。多目的ロボットの開発については、ロシアの無人機システムの生産ラインを拡大し、製品の大部分を戦闘の前線部隊に供給する計画についても言及しました。2030年までに国内各地に最大48カ所の無人機研究・開発センターを設置すると提案しています。

さらに、ウクライナのバレンスキー大統領が19日、ロシア軍が同日に90発近い誘導弾を発射したと報告したことも明らかになりました。ウクライナの国防省は「ロシア軍の誘導弾が北東部スミ州の老舗施設に向けて発射され、1人の市民が死亡した」と発表しました。戦況が依然厳しい中、両国の軍事的な対立は続いています。

この無人機戦争は今後、どのように進展していくのでしょうか? 国際社会は、新たなテクノロジーと戦術が導入される中でこの戦争の行方を注視しています。