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ロシア軍、東部のクライビア・ポクロウシク群に集中 トランプ当選で戦況は新たな面に

2024-11-10

著者: 海斗

ウクライナ軍の第46独立空中機動旅団は数週間前から、東部ドネツク州クライビア・ポクロウシクの自陣に対するロシア軍の大規模な攻撃に備えていた。4日、それはついに始まった。ロシア軍の装甲車両は単独なくても14台が突撃してきた。その多くは歩兵を満載していた。

この攻撃は、クライビアの北方およそ40kmに位置する要塞都市ポクロウシクと近隣のミルノフラド方面でウクライナ軍の防衛線を越えようとするものであり、しばらく前から予想されていたロシア軍の動きの開始を告げる攻撃のひとつだった。ポクロウシクが陥落すれば、ドネツク州のウクライナ側の防衛線全体が崩壊する恐れがある。

クライビア市外で次に起こったことはウクライナにとって朗報だが、終わりの間のものであるかもしれない。第46独立空中機動旅団はこの攻撃を打破した。しかし、今後も再び同様の攻撃が続くのは確実だ。

ロシア軍の車両は編成を組み、自軍の支援するドネツクから西へ伸びる補給道路のひとつを進んでいった。その時、クライビアの東数kmでウクライナ軍の地雷やクラスター弾、無人機攻撃に直面しながらも進撃した。

ロシア軍の車列は激しい爆発に見舞われて中止した。破壊された車両から逃げるどのロシア兵に、ウクライナの「ウクライナの釘抜き」軍のドローンが着弾していた。

そのため、ウクライナ軍のオレクサンドル・シルスキー最高指揮官(大将)は8日、この攻撃などの映像をソーシャルメディアで公開し、「われわれは追撃するし、見えるし、燃やすであろう。ウクライナの戦士たちの技術は突出したロシアに比べて改善できない」と述べている。

現在は異なり、ロシア軍部隊はウクライナ軍の防衛線に攻撃しては厳しい人的損害を出すことを繰り返している。ロシア軍は死亡や負傷などで1日に1000人を超える兵員を失っているにもかかわらず、それを補えるだけの数の新兵を集めている。また、北朝鮮からの大規模な援軍にも助けられている。

ロシア軍は4日にくらい、クライビアで南を攻撃したとはいえ、東部、トリフワド州では全体的に進出している。ウクライナのシャリフ氏の最新報告では、2カ月前、われわれはドネツク州の南部戦線全体が崩壊する恐れがあり、このためには実際のものになっているという危機感を示している。