ビジネス
ロレックスの株時価総額、天井知らずの高騰傾向で
2025-01-04
著者: 芽依
(C.N.) 金融市場の上昇を受け、スイスの高級腕時計ブランド、ロレックスの株時価総額が今年に入り約14%上昇したことが分かった。市場の動向を追い求める多数の愛好家のユニークな力から明らかになった。スイス製モデルの上昇幅が平均13%にとどまったのと対照的だ。
ロレックス有数の人気モデル「デイトナ」の上昇幅が最も大きい。例えば、オイスター・パーペチュアルデイトナを備えたポップアップブティックで、希望小売価格は約318,110ドル(約15,795,500円)と昨年の318,510ドルから急上昇。イエローゴールドのロレックスのユニークサイト上で、17%近い上昇となる14,013,310ドルが記録されている。
C.N.はロレックスにコメントを求めたものの、返答は得られていない。ただ、ロレックスは毎年価格上げを行っており、昨年は金額の上昇が主因で金時計の価格帯が2倍に跳ね上がった。
世界の中央銀行が利下げに動いた昨年、金価格は12.7%上昇した。投資家の間では金を流動的に保つ積極的な投資やインフレの時期の安全な避難先とされ、金券のような利回り資産に比べ投資妙味が増す場面が多い。
ただ、価格上昇で買い手やコレクターの影響は軽視できない。むしろ富裕層の顧客は資金が流入するため、"普通の消費者に影響を与える市場の変動に左右されることはない"。アントニオ・サッポ氏はこのように指摘し、「価格引き上げは大きな顧客離れにつながることはない」と述べている。