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ロンドン株20日、続伸し最高値、資源に買い - 日本経済新聞
2025-01-20
著者: 蒼太
ロンドン市場の株価動向
20日のロンドン市場で英FTSE100種総合株価指数は4日続伸した。終値は前週末比15.32ポイント(0.18%)高の8520.54で、前週末に続き最高値を更新した。米国のトランプ新政権による外交政策に対する期待から投資家心理が上向き、ドイツやフランスなど欧州の主要市場とも連動してFTSE100種指数は上げ幅を広げる場面があった。
資源株の動き
また、資源株も堅調に推移した。20日にはトランプ大統領が大統領令に署名するという報道があり、新たな関税の導入に関する発表はなかったものの、投資家の期待感が高まった。本格的な経済回復の兆しが見え始めていることから、資源関連株に対する買いが広がったのだ。
注目の企業
特に、英アングロ・アメリカン、リオティント、フレスニロなどの株が好調で、FTSE100種指数を押し上げた。また、為替市場ではポンドが米ドルに対して持ち直し、これも株価をサポートする要因となった。
今後の見通し
加えて、インフレ懸念の高まりが続いており、これに対抗する形で金利が上昇する可能性も指摘されている。中央銀行による政策変更が市場に与える影響を注視する必要があるだろう。市場関係者は、株式市場の好調が続く中で、経済指標や地政学的リスクの動向にも注意を払うことが重要と語っている。